出張は日本全国どこへでも。 時代に合うモノづくりの現場へ改革中。 | ショウケンガリレイ株式会社

出張は日本全国どこへでも。 時代に合うモノづくりの現場へ改革中。

オーダーメードの機械作りを支えているショウケンガリレイ製造部。工場への納品からメンテナンスまで、北は北海道、南は鹿児島と、お客様のもとへ文字通り東奔西走する日々です。ひと昔前までは職人気質が強かった社風の、いいところは残しつつ、時代に合わせて変えようとしているのだそう。新人、中堅、ベテランの3人にざっくばらんに話していただきました。

【プロフィール】
池ケ谷哲也さん(中央)/製造管理部 次長
食品工場勤務を経て、ショウケンガリレイへ転職。長年製造現場に携わり、製造課長を経て管理部門へ。「まだまだ現場で働けると思ってます」

實石涼さん(右)/製造本部 製造一課
2013年入社。実家が営む鉄工所がショウケンガリレイと縁があったことから入社。今年で勤続10年に。趣味はゴルフ。「出張先で釣りをすることもあります」

角田太郎さん(左)/製造本部 製造二課
2022年入社。高校の普通科からモノづくりの現場へ。趣味は「県外へドライブ」と答えてこれからの出張に期待を寄せられている。

仕事の内容を教えてください。

實石:製造1課で、主に旋盤といわれる機械を使って、製品に使う部品をメーンで作っています。

角田:製造2課です。仕事内容は實石さんとあまり変わらないかも。溶接や曲げたりする工程です。

池ケ谷:製造部には3部署あって、旋盤や機械加工、特殊技能加工などをするのが1課。たまにお客様のところへ出向いてメンテナンスを担当します。精度が問われる仕事ですね。それ以外の工程は2課、3課。この二つで大きな機械の据え付けや出張工事をします。私はもともと製造部が長くて、今は管理部門として資材の購買を担当したり電気制御の面倒を見ています。

やっぱりモノづくりの勉強をしていたんですか?

角田:普通科だったのでしてないですね。工場でやる仕事は流れ作業というイメージがあって、ずっと同じことをやるのは続かないだろうと思っていたけれど、ここなら作るものが違うので飽きないだろうと。

實石:実家が鉄工所だったので、機械を子どものころから触っていて、やってみたいなと。でも身近ではあったけれど、工業系の勉強をしていたわけではないです。

池ケ谷:私はもともと食品工場で働いた後、ショウケンに転職したんです。機械や車が好きだったけれど、高校は水産系だったので、まさか機械を作るとは思っていなかったですね。社員も工業系の学校出身の人と、そうでない人は半々ぐらいかも。

 

若手と熟練の年齢差は大きいものの「ジェネレーションギャップみたいなものは感じないかも」(池ケ谷さん)

入社後、少しずつ覚えていく感じ?

池ケ谷:今そういう風にしようと取り組んでいる最中ですね。私が入社した頃はまだゴリゴリに職人気質な職場で、上司の仕事を見て盗んで覚えろと言われたけれど、もうそういう時代ではないですし。

實石:僕が入社した頃はまだそういう雰囲気が少し残っていたはず。

池ケ谷:彼の世代が育ってきて、後輩に教えられるようになってきているので、これからはもっと「Aができたら次はBができるようになる」みたいな目標が持ちやすくなると思います。

角田:最近やっと慣れてきて、まだ聞きながらだけれど、先輩や上司は分かりやすく教えてくれます。それで最初できなかったことができるようになったときは、自分で成長したなあと思います。

實石:入社した10年前にも見て覚えろという部分はあったし、でも分からないから聞くと普通に教えてくれる。聞きにくいことはあまりなかったかな。

池ケ谷:製造部は30~40代があまりいないけれど、熟練世代が若手に技術を教えたりす場面では、若い人たちが楽しく仕事してくれているんだなと実感しています。

 

「分からないところは分かるまで教えてくれます」(角田さん)

出張が多いそうですが?

實石:多いですね。月1回ぐらい?全国どこでも行きます。

池ケ谷:長いときは1カ月ぐらい帰ってこない。新しいラインを入れますという時の工事はそれぐらいかかります。

實石:夜は自由だし、先輩や上司と行けばおごってもらったり一緒に飲みに行けるので、そんなに嫌ではないけれど、行っている期間休みがないのはきつい。1~2週間ぐらいぶっ通しなこともあります。

池ケ谷:それでもだいぶんよくなりました。1回行ったらなかなか帰れないこともあったし、そういう経験があって今のポジションがあるのは確かだけれど、それを若い世代にやらせちゃいかんと思って、負担を少なくしようとはしています。食事代は会社から出るので、会社のお金で県外に出られるしおいしいものも食べられる。若い世代には、出張にも楽しい面があると伝えていますね。

實石:出張から帰ってくればまとめて休めるし、有給もちゃんと取ってるから、きついことばかりじゃないですよ。

 

「出張は多いものの、行く先での楽しみもあるんです」(池ケ谷さん)

仕事で大変なことは?

角田:あんまりないですね。まだ1年目で他の会社を知らないし、人間関係も特に大変だと思ったことはないです。

實石:休みが少ないことですね。仕事だから仕方ないけれど、お客様が休みの、土日やゴールデンウイーク、お盆休みに、工事やメンテナンスに入るのがことが多いので、そういう時に休めないというのは、世間一般から見たら休みが少ないように見えるんじゃないかな。

池ケ谷:工場の稼働を止めて機械を直したり入れ替えたりするから、それはもう仕方がないんですよね。ただその分、出張から帰ってきたら休んでいない分は有給なり振替休日なりとっても何も言われないです。

角田:確かに有給は取りやすいかも。

實石:あとは冷暖房がほしいですね。大型の扇風機だけなのでめちゃくちゃ暑い。これから新しい工場になったら改善されるかも。

仕事をする上で心掛けていることは?

角田:礼儀ですね。挨拶や、教えてくれる人にお礼を言う。あとは、教えてもらったときにちゃんと反応すること。反応がないと分かっているかどうか分からないし。

實石:機械を使っているので、とにかくケガをしないように。

池ケ谷:たくさんあります。自分たちの世代が経験したことを、次の世代にさせないためにはどうしたらいいか、日々考えています。私のすぐ上の世代もまだ職人気質で、その間に入って話ができるのが私だと思うんです。確かに必要な苦労もないわけじゃないけれど、時代に合っていないことはやらせたくない。若い世代が楽しく働き続けられる楽しい職場にしたいです。

 

部品一つひとつまで作るので、制度が問われる仕事も。

ショウケンガリレイが求める人材は?

池ケ谷:元気のある人。未経験でもやる気がある人。そういう人が入ってくれれば、今いる若い人たちの活気にもなるだろうし、教えなきゃという風になってくれると思うんです。モノづくりはみんなほぼゼロからのスタートだし、不器用でも数をこなせばなんとかなる。本当にやる気だけですね。

實石:意外とお客様や設計、営業などとも話をする機会が多いので、元気でコミュ力高い人。あとは運動好きな人だといいかも。やっぱりハードなので体力は必要です。

角田:分からないことはちゃんと聞けること、かな。

 

今年完成したばかりの新工場

これからの目標は?

角田:今はとにかくみんなが目標。最終的には一から最後まで誰にも聞かないで作れるようになりたいです。

實石:若い子たちに育ってもらって、仕事を楽にしたいですね。

池ケ谷:仕事のときはみんな黙々と働いているし、残業になれば文句は言いつつしっかりやることはやってくれる。今いるメンバーも環境も、とてもいいと思うんです。

池ケ谷:スーパーなどでよく見る商品を見て「これ、うちの機械で作ってるんだよ」と若手が胸を張って言えるような会社にしていきたい。そういう会社を残さなきゃだめだと思うんです。社長や常務と社員の間でざっくばらんに話をする雰囲気もあるし、積極的に新しい体制を整えているので、これから入ってくる人は安心してモノづくりに励んでほしいですね。

(2024年3月取材)

※この記事は【しずおか仕事図鑑】からの転載です