取り扱うのはオーダーメードの食品機械。 若い世代を育てるために環境改善をしています。 | ショウケンガリレイ株式会社

取り扱うのはオーダーメードの食品機械。 若い世代を育てるために環境改善をしています。

【プロフィール】
松本崇弘さん/技術営業課

メーカーなどで製造の仕事を経験後、ショウケンガリレイに入社。現場で経験を活かし、4年前から現在の部署に。お客様の要望を受けて、設計と現場につなぐ役割を担いつつ、数少ない技術営業として若手育成にも奮闘中。実は漫画好きで、好きな作品について熱く語る一面も。

ショウケンガリレイといえば食品会社で使う機械をオーダーメードで作るものづくり企業ですが、松本さんは製造ではないんですよね?

技術営業です。弊社は食品搬送機械を製作しているのですが、「人員を削減したい」「重労働を省力化したい」等の省人、省力、自働化の課題を抱えるお客様のもとに出向き、弊社の製品でできることを提案します。お客様の意見を聞きながら配置図を書いたり、構成し直したりして見積書を作成し、ご納得いただいた上で成約になります。その後、仕様をもとに設計・製造に依頼をかけ、テスト運転、出荷、納品、生産立ち合いまでします。

営業とはいえ、扱う製品や機械、技術的な知識も必要ですね。

そうですね。お客様の生産能力や製品に見合ったものを提案しなければならないので、経験も知識も大事です。何を使えばどんな効果が得られるか、例えばコンベアで運ぶといっても製品ごとに搬送リスクがあったり、適切に素材を選ばないといけなかったりするんです。

松本さんは知識や経験はどこで身につけられたんですか?

もともと長く製造にいました。物づくりが好きで、この会社に転職する前にもNC加工機を使う現場や、住宅メーカーでの組み立て、作業改善の仕事をしていました。そのころの経験が、今の仕事にも通じていると思います。

 

製造の経験が営業のお仕事にも活かされているそうです

製造から営業へ異動されたんですね。戸惑いはなかったですか?

正直、営業は「一生しない職業」だと思っていました。40代になってからCADを勉強しなくてはならなくなって、でも若い人たちみたいにすぐには覚えられないし、見積書をどうやって作るのか、配置図をどうやって書くのかも手探りで。そもそも扱う製品がすべて受注生産なので、見積書を出すにしてもどれくらいの価格設定にしたらいいか、分からないんです。材料費を調べたり、過去の案件や見積書を探して覚えていった感じです。

誰かに聞いたり、研修を受けたりする機会はあったんでしょうか。

もともと職人気質の会社なので、研修で教わるというよりは「見て覚える」「自分で調べて覚える」というスタイルが主流だったんです。分からないところはその都度知っている人に聞いたりもしましたが、見積書を作るのにどれくらい時間がかかるかも分からなくて、お客様をお待たせしてしまったこともありました。

それは大変そう……。

若い部下も入ってきて、さすがに従来のままではいけないと痛感しました。なので今、職場環境の改善を進めているところです。営業にこれから若い世代が入ってきたとき、スムーズに仕事に入れるようになればいいなと。

これから入る人には心強いですね。

見積書や書類のフォーマットが決まっていなかったり、教育方針が課ごとに異なっていたり、整備されていないところを整理しています。会社は今まさに成長途中で、今後若い人の採用が増えると、どんどん世代交代が起こってくると思うんです。そうなったときに、若い人たちをちゃんと育てられるように、これまでのような職人気質から脱却していかなくてはならないし、次の世代が活躍できるように変えていきたいですね。

技術営業として一人前になるのは時間がかかりそうですが。

一人でお客様のところに行き、提案できるようになるには早くて2、3年はかかると考えています。弊社はカタログを持ってそれを販売するわけではなく、お客様の工場やご要望に合わせてオーダーメードの製品を作るので、モーターやコンベアも何種類もある中から選ばなければなりません。ベルトの材質もたくさんあって、一つひとつの機械の性能や役割を把握していないと、何をどこに組み合わせるかという発想も出てこない。今、新入社員を私の営業に同行させて実際の工場を見るようにしていますし、現場で得た知識をフォローするための勉強会も開くようになりました。

 

新入社員さんからは丁寧なコミュニケーションが評判とのこと

この仕事に向いているタイプって、どういう人でしょう。

営業も製造も、まずは元気とやる気があること。そしてコミュニケーションを取れることですね。特に営業は、お客様との何気ない世間話の中から、何に困っているか、どこを改善したいかといった情報を引き出すことが求められます。商品知識や機械の説明を覚えるのは私たちがフォローしますので、人と臆せず話してほしいですね。私自身も特に口数が多い方ではないですが、製造にいた頃からお客様と話す機会は多くて、それが今役に立っているところがあります。

物づくりをしたい若い世代に伝えたい、この仕事の面白さは?

毎回、違うものを作るところです。自分の構想したものが試行錯誤を経てお客様のところに納められ、後日感謝されるときは、作ってよかったと思いますし励みになります。あとは、一般の人が見られない工場の裏側を見られるところですね。たまにテレビで食品メーカーの「工場潜入」みたいな番組で、弊社で作った機械が映るとうれしいですよ

【一緒に働く仲間からのコメント】

 

鈴木美羽さん(技術営業課/1年目)

松本さんに同行して現場でお客様との話し方、打ち合わせの仕方などを教えてもらっています。松本さんはとにかく知識量がすごい。普段は口数が少ないですが、『僕のヒーローアカデミア』などの漫画が好きで、移動の車の中で漫画の話で盛り上がることもあります。

 

中泰雅さん(設計課/3年目)

もともと製造の経験が長い方なので、設計のことで相談したときも踏み込んで話ができます。お客様の要望をもとに書く配置図も、現場を知っているだけあってとても丁寧です。

(2022年11月取材)

※この記事は【しずおか仕事図鑑】からの転載です